自宅の収納スペースが足りなくて困っていませんか?季節用品や思い出の品、趣味のアイテムなど、捨てられないけれど普段は使わないものって意外と多いものです。そんなときに便利なのがトランクルームですが、いざ利用しようと思うと料金体系が複雑で、どこが一番お得なのか分からないという声をよく聞きます。
トランクルーム月額料金を比較する際は、単純な月額料金だけでなく初期費用や管理費なども含めて検討することが重要です。この記事では、主要なトランクルーム会社の料金を詳しく比較し、あなたにぴったりの選択肢を見つけるお手伝いをします。
トランクルーム月額料金の基本構造
トランクルームの料金体系を理解するためには、まず基本的な費用構造を把握しておく必要があります。多くの方が月額料金だけに注目しがちですが、実際にはさまざまな費用が発生するのが一般的です。
月額料金以外にかかる費用
トランクルームを利用する際には、月額料金に加えて初期費用が必要になります。初期費用には事務手数料、鍵交換代、保証金、管理費などが含まれることが多く、月額料金の2~4ヶ月分程度を初期費用として見込んでおくことが大切です。
また、契約更新時には更新料が発生する場合もあります。更新料は年に1回程度の頻度で必要となり、数千円から数万円程度が相場となっています。口座引き落としを選択した場合は、毎月の引き落とし手数料も考慮に入れておきましょう。
屋内型と屋外型の料金差
トランクルームには大きく分けて屋内型と屋外型の2種類があり、それぞれ料金体系が異なります。屋内型は空調設備やセキュリティが充実している分、料金が高めに設定されています。一方、屋外型のコンテナタイプは比較的安価で利用できるのが特徴です。
屋内型の場合、1畳未満のロッカータイプで月額5,000~7,000円、1畳のルームタイプで月額8,000~17,000円程度が相場となっています。屋外型では同じサイズでも月額料金を抑えることができ、2畳程度のスペースでも月額10,000円以下で利用できる物件も多数あります。
主要トランクルーム会社の月額料金比較
ここからは、具体的な会社別の料金を比較していきましょう。各社それぞれに特徴があり、料金体系も微妙に異なっているため、詳細な比較が重要になります。
屋外型コンテナの料金比較
会社名 | 1.5畳 | 2畳 | 4畳 | 8畳 |
---|---|---|---|---|
ハローストレージ | 8,723円 | 10,625円 | 19,868円 | 36,003円 |
加瀬のレンタルボックス | 9,572円 | 12,197円 | 23,965円 | 40,752円 |
スペースプラス | 7,745円 | 9,996円 | 19,490円 | 38,808円 |
オレンジコンテナ | 7,660円 | 9,867円 | 19,929円 | – |
屋外型コンテナの料金比較では、オレンジコンテナとスペースプラスが比較的安価な料金設定となっています。ただし、これらの会社は地方の物件が多いため、都市部では料金が上がる可能性があることも考慮しておく必要があります。
屋内型トランクルームの料金比較
会社名 | 0.5畳 | 1畳 | 1.5畳 | 2畳 |
---|---|---|---|---|
スペラボ | 5,950円 | 11,113円 | 17,162円 | 24,366円 |
スペースプラス | 5,155円 | 9,191円 | 12,628円 | 17,058円 |
加瀬のレンタルボックス | 6,103円 | 10,396円 | 14,360円 | 18,906円 |
キュラーズ | 11,519円 | 18,120円 | 25,108円 | 31,086円 |
屋内型では、スペースプラスが全体的に安価な料金設定となっています。キュラーズは料金が高めですが、その分セキュリティや設備面で充実したサービスを提供しているのが特徴です。
地域別の料金相場
トランクルームの料金は立地によって大きく変わります。特に東京などの都市部では土地代が高いため、同じサイズでも地方と比べて料金が割高になる傾向があります。
東京都内の料金相場
東京都内でトランクルームを利用する場合、新宿や渋谷などの中心部では特に料金が高くなります。屋内型の小型サイズ(0.5畳)でも月額6,000~12,000円程度が相場となっており、中型サイズ(1~2畳)では月額12,000~25,000円程度を見込んでおく必要があります。
一方、多摩地区や立川、八王子などの郊外エリアでは、同じサイズでも料金を抑えることができます。小型サイズで月額4,000~8,000円、中型サイズで月額8,000~18,000円程度が目安となっています。
地方都市の料金相場
地方都市では東京と比べて大幅に料金を抑えることができます。屋外型コンテナの場合、2畳程度のスペースでも月額2,000~10,000円程度で利用できる物件が多数あります。屋内型でも都市部の半額程度で利用できるケースが多いのが特徴です。
料金を安く抑えるためのポイント
トランクルーム月額料金を比較する際は、いくつかのポイントを押さえることで、より安く利用することができます。賢い選び方を知っておくことで、年間で数万円の節約につながることもあります。
キャンペーンの活用
多くのトランクルーム会社では、定期的にお得なキャンペーンを実施しています。「3ヶ月使用料半額」や「半年間使用料半額」といったキャンペーンを活用することで、初期の利用料金を大幅に削減することが可能です。
キャンペーン情報は各社のウェブサイトで確認できるほか、キャンペーン実施中の物件だけを検索できる機能を提供している会社もあります。契約前には必ずキャンペーン情報をチェックしておきましょう。
適切なサイズの選択
トランクルームの料金はサイズによって大きく変わるため、本当に必要なサイズを正確に把握することが重要です。0.5畳を基準とした場合、0.7畳で約1,500円、1.0畳で3,000~4,000円、1.5畳で8,000~10,000円程度の料金差が生じます。
収納したい荷物の量を事前に整理し、必要最小限のサイズを選ぶことで月額料金を抑えることができます。迷った場合は、実際に物件を見学して収納予定の荷物が入るかどうか確認することをおすすめします。
初期費用の比較
月額料金だけでなく、初期費用も含めた総額で比較することが大切です。初期費用が安い会社を選ぶことで、短期間の利用でも総額を抑えることができます。特に1年未満の利用を予定している場合は、初期費用の差が大きく影響します。
宅配型トランクルームという選択肢
最近注目されているのが宅配型トランクルームです。従来のトランクルームとは異なり、荷物を宅配で預けることができるサービスで、月額料金も非常にリーズナブルに設定されています。
宅配型の料金体系
宅配型トランクルームでは、箱単位での料金設定が一般的です。最安のプランでは月額275円から利用できるサービスもあり、取り出し送料を含めても1,375円程度で利用することができます。
アイテム管理タイプの宅配型サービスでは、1年以内の利用で3~5千円程度が相場となっており、従来のトランクルームと比べて大幅に料金を抑えることができます。ただし、すぐに荷物を取り出せないというデメリットもあるため、利用目的に応じて検討することが重要です。
まとめ
トランクルーム月額料金を比較する際は、月額料金だけでなく初期費用や管理費、更新料なども含めた総額で判断することが重要です。屋内型と屋外型、地域による料金差も大きいため、自分の利用目的と予算に合わせて最適な選択肢を見つけることが大切です。
キャンペーンの活用や適切なサイズ選択により、料金を大幅に抑えることも可能です。また、宅配型トランクルームという新しい選択肢も含めて検討することで、より自分に合ったサービスを見つけることができるでしょう。契約前には必ず複数の会社を比較し、総合的に判断することをおすすめします。