トランクルームが第二の我が家に？自宅代わり活用術大公開

2025年6月27日

最近、住宅事情の変化や働き方の多様化により、トランクルームを単なる収納スペース以上の用途で活用する人が増えています。自宅のスペースが限られている方や、プライベートな空間を求める方にとって、トランクルームは新しい可能性を秘めた場所となっているのです。

実際のアンケート調査では、トランクルームユーザーの約17%が収納以外の目的でも利用していることが分かっています。では、具体的にどのような活用方法があるのでしょうか？

トランクルームの基本的なメリット

トランクルームを自宅代わりに活用する前に、まずは基本的なメリットを理解しておきましょう。多くの施設では24時間365日アクセス可能で、高いセキュリティシステムが完備されています。

契約期間も柔軟に設定でき、短期から長期まで利用者のニーズに応じて選択可能です。自宅やオフィスを拡張するよりもコスト効率が良く、経済的な選択肢として注目されています。

最も人気の高い活用方法は、自転車やバイクの駐輪場としての利用です。調査によると、収納以外の利用法で第1位となっており、全体の25%を占めています。

自宅の敷地に十分な駐輪スペースがない場合や、雨ざらしを避けたい高価な自転車・バイクの保管に最適です。特に趣味でサイクリングやバイクツーリングを楽しむ方にとって、防犯対策と天候からの保護を同時に実現できる理想的な環境となります。

自宅マンションの自転車置き場が貧弱で雨に濡れることがあり、また、盗難もあるので、高価なタイプの自転車の保管は、トランクルームがベターと思った。（男性/50代/会社員）

フィギュアや模型、書籍などのコレクションを展示する専用スペースとして活用する方法も人気です。自宅では家族の理解を得られない場合や、十分な展示スペースがない場合に重宝します。

コレクションラックや展示棚を設置することで、まさに自分だけの博物館のような空間を作り上げることができます。共通の趣味を持つ仲間とシェアして、共同展示を楽しむケースもあります。

本好きの方にとって、プライベート書庫の実現は長年の夢かもしれません。トランクルームに本棚を設置することで、自分だけの図書館を作ることが可能になります。

24時間アクセス可能な施設であれば、好きな時間に読書を楽しむことができ、静かで集中できる環境も確保できます。

防音設備が整ったトランクルームであれば、楽器の練習場所としても活用できます。自宅では音の問題で練習が困難な方にとって、貴重な練習スペースとなるでしょう。

会社近くにトランクルームを借りて、仕事後のプライベートな予定に向けた着替え場所として活用する方法があります。自宅まで帰る時間を節約でき、効率的な時間活用が可能になります。

スーツから私服への着替えや、スポーツウェアへの着替えなど、様々なシーンで重宝します。姿見やハンガーラックを設置すれば、快適な更衣室として機能します。

自営業の方や在宅ワーカーにとって、仕事道具の保管は大きな課題です。トランクルームを倉庫代わりに活用することで、自宅スペースの圧迫を解消できます。

大型の工具や機材、写真撮影用のレンズなど、専門的な道具を整理して保管し、必要な時に取り出すシステムを構築できます。

季節によって使用頻度が変わるアイテムの管理にも、トランクルームは威力を発揮します。こいのぼりや雛人形、クリスマスツリーなどの年中行事用品から、スキー用品やサーフボードなどのスポーツ用品まで、効率的に保管できます。

衣類の季節替えにも活用でき、クローゼットの容量を大幅に拡張する効果があります。適切な保管環境を選択することで、大切なアイテムを長期間良好な状態で維持することが可能です。

引越しの際の一時保管場所としても、トランクルームは非常に有効です。荷造りした段ボールや家具を運搬まで保管したり、作業スペースとして活用したりできます。

海外赴任などで長期間自宅を空ける場合には、家賃節約のために家を解約し、家財道具をトランクルームに保管する方法も選択肢の一つです。